前回は創成図を書くところまできました。今回はそれをつかって3次元モデルを作り、igears2モデルと比較します。
3Dモデル化
断面作成
スケッチで創成図の外周を閉じます。マウスオーバーすると青に変化するようになるとOKです。ならないときはどこかオープンになっています。
スケッチで1歯分を作成するため、左右に180/歯数/2=4.5°の半径線を作成し、創成図の歯底部分に接続します。マウスオーバーしたとき、歯の形状で濃い青が浮かんだら、形状はOKです。
「押し出し」で歯の部分を選択して、深さ入れて実行すると1歯のモデルが完成します。
さらに残り19歯を円形状パターンで複製し結合したのが下図です。
50°を10分割したのですが、外の数分割は歯形形成に関与していない状態です。
igears2モデルとの比較
まとめ
創成図の反転型を用いた歯車モデルが作成できました。
今回の方法とigears2の数値計算という全く異なる2つの方法で形状が一致したことにより
- この方法は正しく創成原理を再現している
- igears2の歯形曲線も正しく計算されている
と考えます。
次回は、歯車創成図を分析して、創成運動の理解をより深められるようにしたいと思います。